白髪とハゲの関係
よく言われていることですが、「ハゲたら白髪にならない」とか「白髪の人はハゲない」という言い方をされます。
これには医学的根拠の臨床文書は存在しません。
海藻類を食べるとハゲない。
ヘルメットをずっとかぶっているとハゲる。
などの噂話と同じレベルです。
白髪は弱った髪ではありません
白髪は「弱った髪」ではありません。毛根が細く衰えた髪は抜いたときに(抜けたときに)毛根の先が細く見るからに頼りなげです。
気になって抜いた白髪の毛根を観察してみてください。
綺麗に毛根までしっかりと見てとれるものもあれば、引きちぎった様に切れているものもあると思います。
この「抜く瞬間の力」はかなりのものです。
その力が毛根にダメージを与えます。毛母細胞だけでなく髪を育てるための色々な栄養が行き渡りにくくなることは充分考えられます。
抜いてしまえばその場では解決したように感じますが、それが量的に多くなれば髪のボリュームを落とし、髪を育てる環境を破壊している毛根を増やしてしまいます。
また、髪を抜いてしまうと毛穴が正常な状態ではなくなります。
それによって皮脂分泌のバランスが狂ってしまいます。
皮脂の過剰分泌によって頭皮が油分オーバーになって、髪が育ちにくい環境を悪化させることも考えられます。
また皮脂の分泌が過剰になることで毛穴を油分や汚れが塞いでしまうことがよくあります。
こうなってしまうと汚れによって髪の育成に影響が出てしまいます。
白髪とハゲは間接的理由として多くの要素を持っている
皮脂の分泌過剰はニオイの元にもなります。
油の腐敗したようなニオイを発するようになると、元の状態に戻すこともかなり時間が必要になります。
髪を勢いよく抜いてしまうことで毛穴付近が炎症を起こしてしまうこともあります。
無理矢理抜いてしまった箇所は、少なからず赤みを帯びています。
炎症は痒みの原因にもなりますし、そこから湿疹等の皮膚炎を起こしたときには通院が必要になります。
状況を放置して脂漏性皮膚炎になってしまうと、薄毛の原因としてかなり深刻になります。
ここまでの経過をたどってしまった場合を「白髪になるとハゲる」と表現したのかもしれません。
「白髪になること」がそのまま「ハゲる」ことと同じ原因因子を持つわけではないのですが間接的理由としては多くの要素を持っていることは確かです。
「白髪は抜かない」習慣のほうが健やかな髪を持続できる可能性が大きいと考えられます。